ミースファンデルローエのバルセロナチェア
ミースファンデルローエのバルセロナチェアは彼の代表作として、まず一番にあげられると思います。
このチェアは、スペインの万博の際、国王が使用するために設計され権力の象徴であるはさみが椅子の脚の部分に使われていることで有名ですね。
国王が座るために作られたものだから、企業の応接間などのおもてなしのチェアとしてもバルセロナチェアはおすすめです。
リプロダクトファニチャー、ジェネリックファニチャーという概念の元、いわゆるオリジナルに比べ、ネット通販などで格安で購入できる時代になりました。
形はそのままで、素材の部分でコストダウンを図ったものや、オリジナルと遜色の無いものでも生産国の人件費という要素でのコストダウンされたものなど様々ですが、
その辺のディテールがどうなっているかの説明がきちんとされているかに注意。
ミースファンデルローエの作風「レスイズモア」
レスイズモア(less is more)という作風は時代を超えていき続ける力を持っています。プラスマイナスゼロの深沢直人や無印良品の各デザイナーなどの作品にもも同じ精神を感じます。
無駄を究極にまで省いた機能美を持ちながら、モダンな上質な感覚はここで言うまでも無くミッドセンチュリー建築や、家具の解説書には必ず登場します。偉大なデザインです。
白山陶器の森正洋のデザインに対するインタビューで印象的なエピソードがあります。
冷戦時代のアメリカ・ソ連の宇宙開発競争のなか、ぎりぎりの機能の形を必要とされたものに月を目指すロケットの形状が、米・ソとも協議しているはずもないのに同じようになっていったのが印象的であったという話です。
これは、機能性を主題に置いたデザインをすることにより必要最小限の物の形というものは必然的に同じ形になるはずであるということを意味し、日本のプロダクトデザイン界を牽引した氏のギリギリ肝要の部分を捉えていると思います。
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森正弘の代表作にはG型しょうゆ差しが有りますが、この作品も50年以上にわたり変わることなく一度も廃盤になることも無く売れ続けています。 しょうゆ指しと、ロケット、チェア。国やデザインする対象は違えども、物の形の本質をぎゅっとつかんだデザインの形です。
「レスイズモア」という言葉の本質がこれらの形に表れているのだと思います。